統合を調べていくうちに、河合隼雄さんの影の現象学という本に出会った。
ユングを心理学を優しく解説してくれている感じです。
そこから、ゲド戦記に辿り着いて・・・
ゲド戦記の原作の1巻は影との戦いというタイトル。
(ゲド戦記の作者さんはユングを勉強していたらしくとても深い内容でした。おすすめ!)
ユングが提唱していた影(シャドウ)というやつだ。
人は生きていくうちに、こういう自分で在りたいというキャラクターを作っていきます。
例えば、いい人で優しくて、真面目で、いたい!
そう決めたら、例えばその反対の要素である
悪い人、怒る人、不真面目、な要素を無意識下に閉じ込めてしまう。
もともとは全ての要素をみんな持っているのだけれど。
その閉じ込めてしまった要素は影となる。
こうありたい!と思う気持ちが強ければ強いほど、影は力を得る。
嫌なことをされて嫌な気持ちになったのに、こんな思い感じたらだめだ。
怒りが沸いてきたのに、怒ったらだめだ。
そんな風になりたいイメージ像でない要素は押し込められる。
そしていつかその押し込められたものは爆発してしまいます。
押し込めれば押し込めるほど、怒りを感じたりする。
もしくは人に投影を始める。(身近な人が演じてくれたりする)
父親が怒りっぽいとか、上司にいつも怒られるとか・・・笑
そこで、父親から逃げても、上司から逃げても、人を変えて影は追ってくるんですね。
影とは戦っても絶対負ける。
影は逃げても絶対追ってくる。
どうしたらいいのでしょう?
影を認めること。
それしかないのです。
自分が作った影、いらないものとしてしまった影。
嫌だいやだこんなところ自分にはない!
そういう汚くて怖くてドロドロした気持ち悪いところ。
そういうところもあっていいよ!
ここにいてくれていいよ!
だってそれは私の一部だから。
自然の摂理として、
行きないと死ねない
死なないと生まれ変われない
光がないと影はできない
暗闇があるから光がわかる
陰と陽2つで1つ
どちらかだけは選べない。
というかどちらかが良くてどちらかが悪いわけではない。
両方の極を同じものとして受け入れて初めて選べるようになるんです。
影と仲直りして、1つに戻った時、半分だったエネルギーが倍になる!
私の影は本当に大きくて汚くて怖かった。
でも影が大きいということは光も大きいということ。
この2極をまるっと受け入れて、超えていく。
2極に振れてると疲れるから、私はもう諦めて降参しました🙂
これからも人生色んなことが起きると思いますが、その出来事をどう捉えるか?
どうすることを選ぶのか?
そんな選択をし続けるのが人生なのですよね。
自分にとって気持ちの良い選択を選び続けたいですね❤
With love!
aki
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